9月8日ガンコ山の2018棚田の稲刈りが終了した。だが。これで今年の田の作業が終わったわけではない。バインダーという小さな機械で刈られた稲は竹に掛干しという方法で天日干しされてから、脱穀機にかけられモミの状態で袋詰めされる。さらに来年のために、耕運機で田の土が攪拌される。本当は攪拌でなく、オオガという鋤で土をひっくり返すのがよい。現在ガンコ山ではこの作業を省き、パワーのあるディーゼル耕運機のロータリーで深くロータリーを入れて攪拌している。これが終わって今年の棚田作業か終わる。棚田はトラクターやコンバインなどの大型機械が入りずらく、生産性が悪い。水利もほとんどは天水(雨)に頼り自由にはならない。加えて近年の気候は凶暴化して、大雨台風の影響も受けやすくストレスがかかる。それでも棚田をやる。なぜだろう?
わからない。米なんて誰でも安く買えるし、作るなんてコストも労力も合わない。あえて言えば人生修行だろうか。泥んこ苦行は何のため?
泥んこマスターになる。