2018夏 子どもと自然教育

この夏、親子の体験で教えられたこと、示唆の富む言葉 
「都市と自然との大きな差は、楽しく過ごすための工夫の幅」
アメリカから参加してくれた親子がいる。「可愛い子には旅をさせろ」という言葉があるが、英語でも存在するらしい。If you love your children, send them out into the world.
「子ども達にいろいろな世界を見せる」去年来たイスラエル人の家族もそうだった。その旅のファクターで重要なのが、「自然」なのだ。アメリカ人の父親は言った。
「僕は子ども達に魚を与えはしないが、魚の採り方を教える」 
I will not catch fish for them, but i will teach hem how to catch fish by themselves.
さて、日本のお父さんでとても示唆に富むメールをくれた方がいるので、紹介する。快適と便利で自然すらパッケージングし、こどもに「魚」を与えるだけの現代日本で、忘れてしまったことはこれだなと思う。
「都市と自然との大きな差は、楽しく過ごすための工夫の幅であると私は思いました。都市での遊びは、工夫するにも場所・材料の限度があり、また何かとお金が必要ですが、自然の中では素材を扱う技術があれば、試行錯誤の中で遊びは無限の広がりがあるように思います。」そして、この「工夫の幅」こそガンコ山の真髄なのだと思う。この、日本とアメリカの父親のようにガンコ山を感じてくれたら、本当に嬉しい。それだけでもこの夏、子ども達と過ごした甲斐がある。