便利や快適の追求よりも、人のココロの豊かさを

1998年以来、仲間とともに人の入らない荒れた山林森林を整備し、「Off the grid(オフ・ザ・グリッド)」をテーマに秘密基地的に幼児から大人まで楽しめる空間を造ってきました。それは現在でも進行中であります。現代人は、あまりにも自然と断絶して生きているようになったとつくづく感じます。本来、人はずっと自然とともに生きてきました。「ガンコ山」は、AIや便利さでは見つけられない豊かな世界を感じるフィールドであり、自立協働して生きていく技能を磨く人材開発フィールドでもありたいと思っています。それでは人は自然の中での生活から何を学ぶことができるのでしょうか? それは己の強みを活かすことだと思います。型枠にはめる日本の教育とは異なり、自然の中では気づく力、想像力、観察力、応用力、適応力を養われます。また人は大人らしくなると成長しているように見えて、実は動物としての機能を失いがちです。ガンコ山での活動はアタマとココロとカラダの連携を強めることにも役立っていると信じています。